ジャズ
ジャズは1910年代のアメリカ南部ニューオリンズの黒人の間で演奏されていた音楽をそう呼ぶようになりました。ジャズの本質は楽曲中心ではなく、演奏スタイルや演奏そのものであり、演奏者の音楽性や主義主張、人間性などが重視されます。語源は馬鹿騒ぎを意味する俗語です。4拍子主体のダンス音楽で、黒人ブルースに根ざした演奏スタイルと白人の音楽的要素が交わって誕生し、アメリカの社会環境の中で発達しました。最大の特色は即興演奏と跳躍的なリズムにあり、優れた表現力と独創性が求められます。演奏スタイルもさまざまで、ソロからオーケストラまで自由に自己表現が行える組み合わせとなっています。楽器もほぼ全ての楽器が使用され、制約も束縛もありません。ボーカルも旋律を忠実に歌わず、旋律を即興的に崩す歌い方に特徴があり、そのルーツは黒人霊歌やサザンブルースにあります。ジャズはその地域により演奏スタイルに名称を付けることがあり、ニューオリンズで生まれた小編成の即興演奏形式のジャズがニューオリンズジャズ。ディキシーランドジャズはよりソロブレイに重点を置いたものです。ビックバンドジャズはダンス会場で演奏されることが多く、編曲により個々の楽団の特色を出しています。スイングジャズは30年代中期より40年代前半までのソロ以外のバンド演奏のことで、その時代をスイング時代といいます。バップは様式に陥りがちなスイングジャズへの反発から発生し、より自由な演奏スタイルとなりました。モダンジャズはバップの理念を踏襲した50年代のジャズですが、その後に表れたジャズもすべてモダンジャズと称することもあります。
copyrght(c).Music Life.all rights reserved
