中南米の音楽
中南米の国々にはその風土から発生した独自の音楽があり、代表的なものとしてはブラジルのサンバ。サンバを50年代に新しく発達させた音楽がボサノバです。ブラジルのポルトガル系住民のダンスの一種のリズムが社交ダンスに取り入れられたものにジャズの感覚を挿入し、ジャズサンバといわれているボサノバを完成させ、世界中に流行となりました。そして、アルゼンチンの有名なダンス音楽はタンゴです。歴史的には比較的浅く、ブエノスアイレスの近郊ボカ地区の住民の間から起った一種の民俗音楽が、20世紀に入ってからダンス音楽、歌謡曲として一般社会に普及したものとされています。それがヨーロッパに広がり、ヨーロッパ人の好みに変化させたものがコンチネンタルタンゴです。アルゼンチンタンゴとは区別されています。都会で生まれたタンゴに対して、アルゼンチンの民俗音楽としてフォルクローレがあり、素朴なサウンドが親しまれています。キューバを起源としたダンス音楽にはルンバとマンボがあり、ルンバは19世紀初頭にアフリカ系住民の間に起ったダンスリズムで活気に満ちたサウンドに特色があり、1930年前後のアメリカ、ヨーロッパで流行しました。マンバはルンバにジャズの要素を取り入れ第二次世界対戦後に広められた音楽です。またニューヨークのキューバ、プエルトリコ系住民が新たに始めた音楽にサルサがあり、民族意識の強いダンス音楽となっています。ドミニカ起源の音楽にはメレンゲがあり、カーニバルの行進に使われていたリズムが欧米に紹介され流行しました。
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